3.11あれから10年|社会福祉法人 久寿福祉会

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3.11あれから10年

2021.03.15

未曽有の大震災から10年が過ぎました。
皆さんはどのような10年を過ごされてきましたか。

10年前私は中学生で、テレビで悲惨な状況を
見ていました。
映像から流れてくるものが現実に

起こっていることだと信じたくもなかった
記憶が
鮮明にあります。

沢山の方が命を落とされ、大変な生活を
余儀なくされ
辛い日々を過ごされたこと、
今も苦しまている方が多く
いらっしゃる
かと思います。


 私たち介護職員は、年に何回か利用者の方
が亡くなられる現場に
遭遇することがあります。
「できる限り苦しまないといいな」
「安らかに眠っていただきたい」

職員それぞれいろいろな思いで最期の時を
一緒に寄りそわせていただいて
います。
ですが、この震災を思い出すたび、
❝当たり前ではない❞
ということに
気づかされます。

あるメディアで報道されていたものですが、
地震や津波の影響で
亡くなられた人の多さに
ご遺体の火葬が追い付かず(火葬場も流されてしまい)

一時的に土葬をする・・・という内容でした。
99%台の火葬率の日本では考えられない現実でした。

 こうしてご遺体が無事見つかったご遺族もいれば、
10年たった今でも
ご遺体が見つからないご家族がいる。
その現実を風化させてはいけない
と感じます。

だからこそ、最期の瞬間に立ち会えることが
当たり前ではないということ。特に今は
コロナウイルス
の影響もあります。
こうして寄りそうことができる
私たち職員は最後の時を
しっかり向き合って
見送らなければなりませんね。


(※少しばかり介護の話とは逸れてしまいましたが、
書かせていただきました
読んでくださりありがとうございました。)
            百々富士山ユニット